日本との生活環境の違い
物価が安い印象のあるフィリピンですが、衛生面や治安の面を考えるとローカルのフィリピン人と同じような生活をすることは難しい人が多いのではと思います。そのため、仕事が探しやすいマニラやセブなどの都会では日本とそれほど変わらない生活費になるようです。
1ヶ月の生活費の例
(1)(夫婦+就学前の子ども1人)
・食費 14,000ペソ(参考:ローカルの食材を利用、外食週1回)
・日用品 2,000ペソ(4,200円)
・娯楽費 3,000ペソ(6,300円)
・電気代 4,000ペソ(8,400円)
・水道代 600ペソ(1,260円)
・インターネット、携帯通信費 4,000ペソ(8,400円)
・交通費(配車サービス:Grab) 3,000ペソ(6,300円)
・メイド 6,000ペソ(12,600円)
・家賃 65,000ペソ(136,500円)
【計】101,600ペソ(≒21万円)
(2)(夫婦+プレスクールの子ども1人)
・食費(参考:日本製や輸入食材中心、外食週1回) 20,000ペソ(42,000円)
・日用品 5,000ペソ(10,500円)
・娯楽費 5,000ペソ(10,500円)
・電気代 6,000ペソ(12,600円)
・水道代 1,200ペソ(2,520円)
・インターネット、携帯通信費 4,000ペソ(8,400円)
・ドライバー 18,000ペソ(37,800円)
・ガソリン代 4,000ペソ(8,400円)
・メイド(通いフルタイム) 15,000ペソ(31,500円)
・家賃 150,000ペソ(315,000円)
・学費 30,000ペソ(63,000円)
【計】258,200ペソ(≒54万円)
(3)(単身の女性)
・食費(参考:ランチ100ペソ/日、飲み会600〜800ペソ/3回/月) 10,000ペソ(21,000円)
・日用品 1,000ペソ(2,100円)
・娯楽費 1,000ペソ(2,100円)
・携帯通信費 500ペソ(1,050円)
・クリーニング 600ペソ(1,260円)
・電気代 2,000ペソ(4,200円)
・水道代 100ペソ(210円)
・家賃 30,000ペソ(63,000円)
【計】45,200ペソ(9万5,000円)
生活の仕方で費用には大きな開きがあります。特に暮らし向きで変わるのが家賃と食費です。
家 賃
家賃補助の上限が決まっている場合と、全額会社が負担してくれる場合があります。また、地域によってコンドミニアムの家賃に大きな差があります。コンドミニアムは1年更新であることが多いのですが、都市部は近年、更新する度に家賃の値上がりが続いています。
たとえば以前はマカティ市内で15,000ペソ(31,500円)で探せたスタジオタイプの部屋が20,000〜25,000ペソ(42,000〜52,500円)に値上がったりしています。都会でも相場がぐっと下がるエリアはありますが、セキュリティ面を考えるとあまりおすすめはできません。
一方郊外では、都心部に比べ安い家賃で広いお部屋や一軒家を借りることが可能です。
食 費
食費は、現地の人が使う食材をスーパーマーケットや市場で購入して自炊すれば安く抑えることができます。日本人向けの食材は輸送費などで割高になることが多いため、日本食材中心で生活するご家庭では食費が多くかかかる傾向があります。
外食をする場合は、日本食レストランであれば1人あたり400ペソ(840円)〜であるのに対し、ローカルのフィリピン人が食べるエリアのお店では200ペソ(420円)でもおなかいっぱいになるようなレストランがたくさんあります。
道で売っているお惣菜をランチとして購入すると、1食80〜100ペソ(168〜210円)程度だという人もいます。
単身で生活する人はローカルレストランが豊富なエリアを選べば、家賃も食費も安く抑えられます。