新年の決まりごと。
フィリピンに長く伝わる神聖なもので、おじいちゃん、おばあちゃんの時代から受け継がれてきた文化です。
13種類の丸い形の果物を用意する
新年が家族にとって素晴らしい年になるように「繁栄」の願いを込めて、13種類の丸い果物を飾ります。
鶏肉を食べない
新年に鶏肉を食べると、その年は金銭的なトラブルに見舞われると言われています。普段は鶏肉をよく食べるフィリピン人ですが、新年には鶏肉を食べません。
窓辺にコインを置く
幸運と財産を招くという願いを込めて、敷地の窓辺にコインを置く文化があります。
ポケットや小銭入れにお金をたっぷり入れる
ポケットや小銭入れにコインをたっぷり入れておくと、その年に多くのお金が入ってくると言われています。
12時を迎えたと同時にジャンプ
新年の最初の一歩。12時の鐘がなると同時に一斉にジャンプする文化があります。飛躍の年になるようにという願いが込められているのかもしれません。
家にある全てのライトをつける
新年を明るく迎えるために、家にある照明をすべて「オン」にします。
クラッカーを鳴らす
お祭りでもクラッカーを鳴らす文化があります。新年のクラッカーは、ネガティブなことを新年に持ち越さないためのお祓い行事。嫌な出来事は今年のうちに忘れてしまいましょう。
粘り気の強いキャンディを食べる
ビコ、ティコイ、ブドブドなど粘り気の強いお菓子を食べると、家族との絆がより一層強くなると言われています。粘り気が強ければ強いほうが良いとされています。
窓、ドア、タンスをすべて開ける
新しい年への「繁栄」と「幸運」を願う行いごとです。家のすべての窓、ドア、タンスを開けてプラスの気をどんどん招き入れます。
「音」を出す
新年ではドラムやスピーカーを使って、とにかく音を出しましょう。「うるさい!」だなんて、誰も言わないのでご安心を。ポットでも冷蔵庫でも何でもたたいて、ガンガン音を出します。
赤の服と水玉の服を着る
赤色の洋服や水玉の洋服を着ると、その年は良い出来事が次々と起こると言われています。赤色の水玉の服を着れば、さらに運気は倍増です。
お金を使わない
新年にお金を使うと、その年はお金が残らないと言われています。フィリピンで年明けを迎える時は、たとえ少額でも出費を避けましょう。
収納棚を缶詰などでいっぱいにする
年越しを迎える時、収納棚やパントリーを食べ物の缶詰でいっぱいにし、その年の豊作を祈ります。
麺類やパンシットを食べる
年越しを迎える時、ヌードルなどの麺類やパンシットを食べ、その年の健康と長寿を祈ります。
大晦日や年明けに は教会でミサが行われ、家族そろって参加します。
米や砂糖などの入れ物をいっぱいにする
米・砂糖・水などが入っている箱、タッパー、入れ物などの中身をいっぱいにすると、その年はモノに困らないと言われています。
スイーツを作って食べる
新年には、市販品ではなく自宅でスイーツを作って食べる文化があります。心配事やトラブル、ネガティブな感情がやってこないと言われています。
『スマン』とはココナッツミルクで炊いたもち米をバナナの皮で包んだもので、砂糖やココナッツジャムなどと一緒に食べる。 また、『ピコ』とはゆでたもち米に砂糖やココナッツをまぶして食べるものである。
洗濯をしない
新年に洗濯や掃除を行わないようにしましょう。幸運が流れてしまったり、外へ掃き出されると言われています。
お金を貸さない
新年にお金を貸すと、その年に入ってくるお金が少なくなると言われています。新年にお金を借りようとする人もおらず、貸そうとする人もいません。