フィリピンに移住するデメリット

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日本の占領時代に多大な犠牲を出しましたが、その後の援助や経済関係の発展により反日感情は薄れ、今では世界でも随一の親日国のひとつといわれます。物価が安い印象のあるフィリピンですが、衛生面や治安の面を考えるとローカルのフィリピン人と同じような生活をすることは難しい人が多いのではと思います。

(1)おおらかな性格に慣れるのが大変

何事もきっちりする傾向のある日本人にとって、フィリピン人のルーズさはストレスになることがあります。部屋の不具合の修理を頼んでも遅刻や直前キャンセルは日常茶飯事なのです。

(2)虫が出る

南国に暮らす以上、虫を完全に避けることはできません。建物や周りの自然環境によって虫に遭遇する頻度は大きく変わりますが、都市部であっても虫の対策は必要です。定期的に害虫駆除を依頼している人もいます。

(3)病気のときが大変

フィリピンでは基本的に医師や看護師が英語を話せるのでその点では受診しやすいといえますが、具合の悪いときに症状を英語で伝えるのは大変です。私立病院と公立病院で大きく医療の内容が変わることもあります。

都市部の私立病院では通訳がいる場合もあります。医療保険の種類によっては通訳サービスを利用することもできます。保険の有無によって医療費が大きく変わってきます。東南アジア特有の感染症のリスクなども知っておきたいですね。

(4)安全を確保するための生活費がかかる

東南アジアは日本と比べて生活費が安いという印象ですが、身の安全を保つためにある程度のコストを考慮する必要があります。フィリピンで日本人はどうしても目立つため、無防備に日本とまったく同じように生活をしようとするとトラブルにあう恐れがあります。衛生面から体調を崩してしまいがちな人は外食の店を選ぶ必要があります。

セキュリティのしっかりしている地域のコンドミニアムを借りる、衛生面の信頼できるお店で食事をする、身元のわかるドライバーの車で移動するなどの生活をするとそのぶんコストがかかります。日本と同じような生活をイメージすると、日本以上に生活費がかかることがあるので注意が必要です。

(5)自然災害の被害が拡大するおそれがある

フィリピンでは台風や地震の被害がたびたび起こっています。そのため排水設備が整っていない地域は雨季に頻繁に洪水が起こります。災害が起こったあとの復旧・復興の対応日本とは、大きな差があります。

災害情報は英語ではなく現地語で発信されることが多いですので、フィリピン語がわからない人には入ってくる情報に限りがあります。積極的に情報を収集する必要があります。

(6)理想とする仕事と給料

フィリピンの求人を見るとどうしても給料が少なくなるケースが多いのが現状です。フィリピンで仕事を見つけるのに英語は必ずしも必須ではないという人もいます。日本人向けの仕事などでは英語力を問われないが、仕事の内容と給料がマッチするかどうかが難しい問題です。

(7)フィリピンの文化に馴染めない

日本の生活を基準にしてしまいストレスに絶えきれなくなってしまう人がいます。ルーズで遅刻する、見慣れない野菜ばかりのスーパーマーケット、気を張らないと外を歩けない環境など、海外で生活すると日本では考える以上の問題が沢山あります。

(8)異性関係のトラブル

金銭目的で近づいてくる若い男性・女性に騙されるケースや、純粋に恋愛感情で結婚したけれどもフィリピン人の家族・親類まで面倒を見ることになって手が回らなくなったケース、独占欲の強いフィリピン人パートナーとトラブルを起こしてしまったケースなどです。

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