ルソン島中央部に位置するタガイタイは、山地のため涼しく豊かな自然と澄んだ空気を求め年中観光客が訪れる。美しいタール火山とその周りを取り囲むカルデラ湖を見下ろす絶景は、50ペソ札に描かれている。
・カルデラ湖(展望台) | ・バンブーオルガン博物館 |
・乗馬トレッキング(タール火山) | ・ジープニーの生産工場 |
・ラスピニャス教会 |
カルデラ湖(展望台)
タール火山の頂上にあり、タール湖へは徒歩(無料)か乗馬(有料)か選べます。
カルデラ湖は海と間違えてしまう程の大きな湖で、火山島が中央に位置し、自然がそのまま残されている景勝地である。
乗馬トレッキング
乗馬で登山なんてほかの人に自慢できること間違いなしです。馬はそれほど大きくないため初心者でも簡単に乗ることができます。のんびりと登山を楽しめます。
バンブーオルガン博物館
オルガン維持のための基金によって運営されています。模型なのか本物なのか、いくつかのオルガンとパーツが展示されています。実際弾いてみることもできました。
ジープニーの生産工場
戦後にアメリカ軍のジープが払い下げで使われ始め、改造などが行われた結果今ではフィリピン全土で市民の足として走り続ける「ジプニー」の製造工程を知ることができます。鉄板1枚から始まって大きなジプニーができるまでの流れや、製造中のジプニーを見ることのできる貴重な機会です。
ラスピニャス教会
ラスピニャス市キリノ通りに世界唯一の竹製パイプオルガンで有名なラスピニャス教会がある。レンガ造りの教会の前には竹が生い茂り、教会内はベンチ、天井からシャンデリアまで竹一色。鈍く茶色に光る竹が温かい雰囲気を醸し出している。
お目当てのオルガンは教会の中二階にある。スペイン人神父が一八二四年に製作した。全部で千三十一本あるパイプのうち九百二本が竹製。真っすぐな金属製パイプとは違い竹のパイプは少し形がいびつでほほ笑ましい。製作前に竹はビーチの砂に八年間も埋められた。吸収した塩分が「虫よけ」となり、二百年の歳月に耐えてきたという。